千葉県保育協議会会員の皆さまへ
このたび、千葉県保育協議会の会長を拝命いたしました芝﨑章吾でございます。
これまで歴代の会長をはじめ、関係各位が築き上げてこられた信頼と実績を重んじながら、これからの保育の在り方をみなさまと共に考え、進めてまいりたいと存じます。
本会は、長年にわたり千葉県内の保育所・認定こども園が連携し、子どもたちの健やかな成長と保育の質の向上を目指して活動してまいりました。
今日では、保育は教育・福祉・子育て支援の重要な機能を担う社会的インフラとして、ますますその重要性が増しております。一方で、私たちを取り巻く保育環境は、少子化の進行、多様化する家庭のニーズ、保育人材の確保と定着、保育士の処遇改善、施設整備の課題など、極めて複雑で多岐にわたる課題を抱えております。
また、災害や感染症などの有事における保育の在り方についても、地域との連携体制やBCP(業務継続計画)を含めた検討が求められています。そうした中でも、すべての子どもたちの健やかな育ちを支えるため、保育の専門性と現場力を高めていくことが、これまで以上に求められております。
私たち協議会が果たすべき役割は、保育現場の声を大切にしながら、行政や関係機関と連携を強め、実効性のある施策へとつなげていくこと、会員施設のみなさまが安心して保育に従事できるよう、研修・情報提供・交流の場をより充実させていくこと、保育者の育成・支援に力を注いでいくことにあると考えております。今後も会員のみなさまと連携・協力しながら、保育環境の整備と保育の質の向上に努めてまいります。
最後に、本協議会の活動は、会員のみなさまをはじめ、関係各位のご理解とご支援なくしては成り立ちません。みなさまとの対話を大切にし、開かれた協議会運営を目指してまいりますので、今後とも変わらぬお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和7年5月15日
千葉県保育協議会
会長 芝﨑 章吾